Googleでは6月27日、同社の開発しているAndroid OSの最新バージョン「Android 4.1」を発表。開発コードは「Jelly Bean」で、操作性の向上や様々な機能追加が行われている。あわせてAndroid 4.1を搭載した7インチタブレット「Nexus 7」と、球体デバイス「Nexus Q」も発表された。
「Android 4.1(Jelly Bean)」は、特に操作性にこだわって開発されており、システムパフォーマンス、タッチパネル操作、画面のフレームレートなど、あらゆる面で改善が行われている。
タッチパネル操作では、タッチを行なってから少し遅れて反応するというタイムラグを減少させるため、指の位置を予測する機能を追加。これにより操作のダイレクト感を向上させている。また、ページスクロールやページ切り替えもスムーズに行われるよう高速化が施されている。
Android 4.0より採用されている「Android Beam」も改善が行われ、これまではリンクやアドレスなどのやりとりのみだったが、写真や動画など容量の大きなファイルの送受信もできるようになっている。
ホーム画面も改善され、より多くの情報の表示や機能実行が可能に。通知エリアを拡大することで、これまでGmailでは差出人とタイトルのみの表示だったが、Android 4.1より本文の一部も表示されるようになる。不在着信通知があった場合には、通知をタップすることで直接電話をかけることもできるようになるなど、アプリへ移動することなく直接様々な機能を実行できるようになった。
また、ウィジェットを配置する際には、空きスペースに合わせてアイコンの自動再配置、ウィジェットサイズの変更なども行われる。
英語入力での予測変換やオフラインでの音声入力といった文字入力機能も改善。これまでは中国語フォントの流用であった日本語表示も、今回より日本語用の正しいフォントでの表示がされるようになった。
そのほか、カメラアプリの強化やシステム組み込みのGoogle検索の強化、タスク切り替えの改善など、数多くの改善・機能追加が行われている。
「Android 4.1」の開発者向け「Developer Preview」はすでに公開されており、正式なリリースは7月中になる予定。
それにあわせ、Android 4.1を搭載した7インチタブレット「Nexus 7」と、球体のメディアデバイス「Nexus Q」も発表。
「Nexus 7」はASUS製の7インチタブレット端末で、本体サイズは198.5×120×10.45mm、重さは340g。クアッドコアCPUと1GBのメインメモリを備え、1.2メガピクセルのカメラも搭載。薄型・軽量ながらハイスペックなデバイスで、8GBモデルと16GBモデルの2つが用意される。
ただ、発売は米国、カナダ、英国、豪州となる予定で、日本での発売は未定。
一方の球体デバイス「Nexus Q」は、音楽や映画などのメディアコンテンツを再生することができるメディアプレイヤー。
Google Playの楽曲コンテンツや映画コンテンツ、YouTube動画などを再生することができ、動画コンテンツはHDMIケーブルで接続してテレビへ出力して楽しむことができる。OSはAndroid 4.0で、ストレージ領域は16GB。NFCもサポートしている。
■Google Android 4.1 for Developers(英文)
http://developer.android.com/about/versions/jelly-bean.html
【関連情報】
Google 「Ice Cream Sandwich」をバージョンアップ Android 4.0.3をリリース
Google 次期モバイルOS「Android 4.0」を発表
「Android 4.1(Jelly Bean)」は、特に操作性にこだわって開発されており、システムパフォーマンス、タッチパネル操作、画面のフレームレートなど、あらゆる面で改善が行われている。
タッチパネル操作では、タッチを行なってから少し遅れて反応するというタイムラグを減少させるため、指の位置を予測する機能を追加。これにより操作のダイレクト感を向上させている。また、ページスクロールやページ切り替えもスムーズに行われるよう高速化が施されている。
Android 4.0より採用されている「Android Beam」も改善が行われ、これまではリンクやアドレスなどのやりとりのみだったが、写真や動画など容量の大きなファイルの送受信もできるようになっている。
ホーム画面も改善され、より多くの情報の表示や機能実行が可能に。通知エリアを拡大することで、これまでGmailでは差出人とタイトルのみの表示だったが、Android 4.1より本文の一部も表示されるようになる。不在着信通知があった場合には、通知をタップすることで直接電話をかけることもできるようになるなど、アプリへ移動することなく直接様々な機能を実行できるようになった。
また、ウィジェットを配置する際には、空きスペースに合わせてアイコンの自動再配置、ウィジェットサイズの変更なども行われる。
英語入力での予測変換やオフラインでの音声入力といった文字入力機能も改善。これまでは中国語フォントの流用であった日本語表示も、今回より日本語用の正しいフォントでの表示がされるようになった。
そのほか、カメラアプリの強化やシステム組み込みのGoogle検索の強化、タスク切り替えの改善など、数多くの改善・機能追加が行われている。
「Android 4.1」の開発者向け「Developer Preview」はすでに公開されており、正式なリリースは7月中になる予定。
それにあわせ、Android 4.1を搭載した7インチタブレット「Nexus 7」と、球体のメディアデバイス「Nexus Q」も発表。
「Nexus 7」はASUS製の7インチタブレット端末で、本体サイズは198.5×120×10.45mm、重さは340g。クアッドコアCPUと1GBのメインメモリを備え、1.2メガピクセルのカメラも搭載。薄型・軽量ながらハイスペックなデバイスで、8GBモデルと16GBモデルの2つが用意される。
ただ、発売は米国、カナダ、英国、豪州となる予定で、日本での発売は未定。
一方の球体デバイス「Nexus Q」は、音楽や映画などのメディアコンテンツを再生することができるメディアプレイヤー。
Google Playの楽曲コンテンツや映画コンテンツ、YouTube動画などを再生することができ、動画コンテンツはHDMIケーブルで接続してテレビへ出力して楽しむことができる。OSはAndroid 4.0で、ストレージ領域は16GB。NFCもサポートしている。
■Google Android 4.1 for Developers(英文)
http://developer.android.com/about/versions/jelly-bean.html
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2012年06月28日 掲載
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