Androidの次期バージョン Android 5.0「Jelly Bean」はこんなOSになるかも - アプレスト(AppRest)

先日、GoogleのモバイルOS「Android」の次期バージョン「Android 5.0」のコードネームが「Jelly Bean」となり、2012年の第2四半期に発表されるのではというニュースが流れた。
現在の最新バージョンであるAndroid 4.0「Ice Cream Sandwich」がようやく搭載され始めたものの未だ一部端末のみの対応で、現在の主流はAndroid 2.3。そんな中でのAndroid 5.0のニュースは、Androidユーザーとしては複雑な心境になってしまうかもしれない。

現在、世界でのモバイルOSはAndroidとiPhoneのiOSの2強状態。
BlackBerryやWindowsPhoneなどのOSもあるが、米携帯広告ネットワークの「Jumptap」によると2012年1月のモバイルトラフィックのうち、58.8％がAndroid、32.2％がiOSとなっており、両者が圧倒的なシェアを誇っているのがわかる。

iOSは3月8日に「5.1」のアップデート提供を開始。音声アシスタント「Siri」の日本語対応がされるなど、毎回アップデートのたびに様々な機能を追加してユーザーを喜ばせてくれる。

ではAndroid 5.0はどうなのか？米「Digital Trends」では、以下のようにAndroid 5.0の仕様を予想している。

• Microsoftの「Windows 8」を意識し、タブレットだけでなくノートPCでの利用も可能になるなど、大画面デバイス向けに最適化されている
• 音声アシスタント「Majel（マジェル）」が搭載される
• Google Chromeをモバイルブラウザとして標準搭載
• 「Google +」「Google TV」などGoogleサービスとの連携が強化
• マルウェア対策ソフトが標準搭載

このように、予想ではあるが注目の機能が多数追加される見込み。

iPhoneに対抗する音声アシスタント「Majel（マジェル）」搭載や、Google Chromeの標準搭載、セキュリティ面に問題があると言われ続けてきたAndroidに遂にマルウェア対策ソフト標準搭載など、これまで以上に魅力的なOSになることが予想される。

さらに大画面デバイスへの最適化で、タブレットだけでなくノートPCでの使用も可能になるなど利用シーンの拡大も。Googleが開発を続けている「Google Chrome PC」が、Android 5.0を搭載することでようやく市場に本格投入されることになるかもしれない。

また、その次のバージョンの噂もすでに流れており、コードネームは「Key Lime Pie（キーライムパイ）」で、こちらは2013年にリリースされる予定だという。

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2012年03月08日 掲載