ASUSでは10月16日、スマホ端末を専用ドックに装着することでタブレットとしても使うことができるAndroid端末「PadFone 2」を発表。同社が現在提供している「PadFone」の新モデルとして位置づけられ、1枚のSIMでスマホとタブレットの両方として仕様が可能。ただ、前モデルのようにキーボードドックに装着してノートPC形態で使用することはできないようだ。
「PadFone 2」は、スマホに装着した1枚のSIMカードでスマホ、タブレットの両形態で使用することができるAndroid端末。タブレット形態となる専用ドック「PadFone Station」は前モデルよりデザインが刷新され、ドック単体の重さも約514gと前モデルより軽量に。スマホを装着した状態でも約649g。
CPUはクアッドコア、液晶にIGZO液晶、LTEネットワーク対応と、かなりのハイスペック。ディスプレイサイズはスマホ側が4.7インチ、タブレット側が10.1インチ。駆動時間は約16時間だが、バッテリーをスマホ側、タブレット側両方に搭載しているため、装着することで最大36時間に。スマホのバッテリーが切れても、タブレットに装着することで引き続き使い続けることができる。
スマホとタブレットが1枚のSIMで利用できるので、それぞれで契約をする必要が無くコストを抑えるのにも役立つ端末で、クアッドコアとLTEの利用でスマホでもタブレットでもかなり快適な動作を実現。Android 4.0から採用された、スマホとタブレットを同じUIで利用できる機能を最大限に活かしたモデルとなっている。
ただ、スペックアップは図られているが、前モデルのようにキーボードドックと装着してノートPC形状で使うことができないのはちょっと残念。タブレットをキーボードドックと装着して使えるのは、同社の「ASUS Pad」シリーズがあるため、それとの差別化を図る狙いがあるのかもしれない。
発売は台湾で来週より開始される。日本では年内の発売が予定されている。SIMフリーなのでモバイルネットワークを利用する場合は自分でSIMカードを用意する必要がある。
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2012年10月17日 掲載
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